◆今夜も枕投げ◆ -4ページ目

ほぼ情景練習

 はじめて、バーに行きました。連れて行ってくれた友人の行きつけのバーとの事。

「バーデビューには丁度良い店だよ」との事で、雰囲気も値段もいい場所でした。

オレンジの証明にドイツ風の内装。スピーカーから流れる音楽は、ジャズというわけではなくて、新旧のポップスが、耳に程よく届く程度。時折バーテンダーが、白く濁った水晶のような岩塩を削る音が聞こえます。カウンターからバーテンダーを挟んで向こう側の棚には、ウイスキーからワインまで、数々の瓶が、街に建つビルのように並んで、照明の光を反射させていました。


 2時間程呑んでから解散。よい店教えてもらいました。ありがとう。

ふらんすいたりあ

 4年に1度の祭典。ついにファイナリストが決定しましたね。何も通さない鉄壁の盾と、変幻自在にボールを操る魔法使い、ナンバーワンに立つのはどちらか?にわかファンではありますが、気になるものは仕方が無い。ジダンにしかできないあのボール運びに惚れた身としては、ぜひともフランスには優勝して、彼に栄光と共にサッカーを終わらせてあげて欲しい所です。

 さて今日、ちょっと本をごったにしてい籠から、「民族世界地図」という本を見つけました。読売新聞の海外特派員を経て、各国を渡り歩いた経験も持つ著者が、世界各国の民族の歴史と現状を、それぞれ5ページ程にまとめた物。以前面白そうだと思って買ってみたはいいものの、僕はこういった辞典的な物を順番通りに読むのが妙に面倒くさい性質で、部屋の隅に放って置いていたのでした。ふと、フランスとイタリアが、この本の中でどのように書かれているか気になったので調べてみました。

 この二国だけでなく欧州にある国々は、国の密集率が大きいその環境から遠い昔から多くの民族が、移民や侵略、せめぎ会う状態が続いています。今まで自分たちが作り上げてきた文化と価値観と、違う民族が持ち込んだ異文化を、上手く兼ね合いながら、自国のあり方を形成して行く事を繰り返してきました。イタリアとフランスもその例外ではありません。しかしそれぞれの歴史上において、自国へ流れ込んできた移民達への対応は、各国とも全く違うものでした。

 フランスは以前より、侵略し侵略されの繰り返しの歴史だったようで、他国や異民族に対して、国として神経質になっているらしく、他国からの移民に対する姿勢はかなり厳しい姿勢をとっています。特にユダヤ系やイスラム系の住人にとっては極右的な「犯罪と失業率は全て移民のせいである」という政治論理から、随分と辛い目にあっているようです、ちなみにジダンはイスラム系のアルジェリア移民。つまり弾圧される民族にありながら、ここまで英雄視される事はつまり、彼がどれだけフランスにおいて偉大な人物であるかを見る事ができます。本当、すごいんですねぇ。

 対してイタリアは、その地域特性から、南は北アフリカから、北はフランスまで、広く交易していた事もあり、様々な民族や文化が混ざり合って、多様な民族の複雑な混合体を形成しています。過去に都市国家や小公告等も多数存在し、そこで独自の文化を育てあげていった事も、その多様な文化性の要素の一つでもあるようです。

 

 

 両国とも、対照的な視点を持っていて面白いです。どちらが正しいかは解りませんし、サッカーにそんな国民性は余り関係は無いと思います。選手たちはただ、サッカーでNo1になりたいという思いを持って、戦いへと向かって行きます。その勝利を求める心のベクトルだけは、国も人種も関係なく、美しい物だと思います。

ほへと占い はやったけど雛さんと殆ど同じ結果だったよ。

指定型☆バトンのルール 

廻してくれた人から貰った指定を{ }の中に入れて答える事!

 また、廻す時、その人に指定する事。



小泉、お前にさん付けされるとなんだ、あれだ、コワイ。

そんな彼が僕に与えたお題はこちら、{ラノベ・新鋭小説}

そういや随分前に君は「お前からは腐ったラノベ作家志望の臭いがする」って言ってたね。


☆最近思う{ラノベ・新鋭小説}は?


 少し前に面接でバカへこみした時に、ヤケ食いならぬヤケ読みで、久しぶりにラノベを三冊程読んでみました。神様家族、狂乱家族日記、バッカーノの三冊。家前二冊は、ある程度流行っている、昨今のラノベなのかな。共通して思ったのは、人物の行動理由になる動機が薄いと思ったのと、ある程度設定が練りこまれていないてという所。けれども、それらを勢いにまかせて読ませるからこそラノベだ。とも僕は思うわけで。

それでいいのかもしれません。


 ☆この{ラノベ・新鋭小説}には感動!!


もう耳にタコができてる人もいるだろうけど、これは多分死ぬまでこう言うんじゃないかな。

「猫の地球儀」が僕の中での至高のラノベです。

とは言ってもそれだけというのも難なので、最近読んだ中ですこぶる面白いと思った物も紹介します。これはラノベなのか解らないけど

「笑うな」筒井康隆

 ショートショート集です。これが全編すこぶる面白い。なぜここまでアイデアを生み出してかつ、ここまで面白く作れるのか、すごい文章力だと思います。生々しいブラックジョークが大丈夫な方にはぜひお勧めします。


 ☆直感的{ラノベ・新鋭小説}


「絵が付いてればラノベなんです。ついてなければ文学です」と煎餅をぼりぼり齧りながら



   ☆好きな{ラノベ・新鋭小説}


あれ?これさっきのと質問被ってない?うーんまいっか。では今度は新鋭小説と言われる物について考えてみたい と思います。とは言ったものの、僕のようなにわか文学オタだと、自身が読了した新鋭小説の種類はファウスト系位しかないので、その範囲内で語らせて頂きます。

 僕のファウスト系読書暦は、舞城王太郎を一冊(煙か土か食い物)と滝本竜彦を二冊、西尾維新は殆ど全部読みました。いつの時代もこういった、若い作家の立ち位置に共通する事なのだろう事ですけど、時代に対する憤りというか、とにかく無軌道な怒り、抑えられないモヤモヤとした物を感じます。


 ☆こんな{ラノベ・新鋭小説}は嫌いだー!!


ちょっと前までの萌絵全盛期だった頃は、少しばかし離れてました。なぜか読む気になれなかったです。今は慣れたので大丈夫です。


 

 ☆この世に{ラノベ・新鋭小説}がなかったら…


 若い子達のマンガから小説への橋渡しの存在だから、子供達の文字離れが激しくなっちゃうんじゃないかなというのが心配かな。


 ☆バトンを廻す人と、{指定ワード}


 サワゴロ  {釣り}

 

 休みになるとよく行くみたいだし、そのこだわりについてちょいと聞いてみたい。


 もにゃん {Webデザイン}


 最近面白いデザインを続々作っている君に、その考えを語ってもらいたい。



 「保険をかけながら貫く信念なんざ、信念じゃねーよ」

なんかガツンときた

Your constants are changing

 http://www.gallerykoyanagi.com/


 今日mixiを見ていたら、今銀座でやっていると書き込みがあったので、これを逃したら次は無いと思い、行ってきました。

 会場は美術館というよりも、ビルの1フロアを少し使ったまさしくギャラリーといった場所。そこに六つ程の光をテーマにした作品が展示されています。主に白で構成された壁と床が、主な展示物である灯の生み出す影を、はっきりと写しこんでいました。

 オラファーエリアソンは、光を使った自然現象の表現、が得意なアーティストと聞きます。前回の原美術館では、カーテン状の霧雨に光を当てて、室内に虹を作りだすその作品名もまさしく「Beauty」が好評でした。

今回の展示内容はそのような大掛かりな仕掛けは特に無いのですが、光を様々な形で映し出すその技法は、電灯とガラスを組み合わせるだけで、無限の表現を生みだす事のできる可能性を、見る事ができました。

 今回作品を見て気になったのは、五角形をモチーフにした作品が多かった事。そして幾つかの作品から見る事が出来る合わせ鏡や万華鏡の仕組みから見る光の起こす無限の虚像と変化。五角形を、自然界を構成する五つの要素である五行として見る事で、自然界の要素を表現していると見て、さらにその光の可変性から見る、変化の無限性という面を複合して考えると、自然界にあるものは常に変化し続ける、事を表現したかったのではないか、と見る事ができる。


 勝手な妄想だけどネー


タダですし、結構見てて面白いので、銀座に行って余裕がある方はぜひ。

引越し

 窓の外には道路を挟んで向こう側に、昼頃には子供達の遊ぶ姿が見える幼稚園。テープの貼り剥がしを繰り返して、あちこちでクリーム色の地肌が剥れた壁紙。4年前に会室移動をしてから、任せられたり失敗したり、逃げたり帰ってきたりしたり、そして何より今はもう学校にいない沢山の先輩達との思い出の詰まった会室とも、今日でお別れです。

 先日に一年の子達が頑張ってくれたらしく、僕が昼に会室を覗くと、運ぶ物が殆ど除けられ、残っているのはテーブルと椅子と、ほんの少しの雑貨だけ。がらんとした会室は、妙に白くて大きくて空っぽで、昔の重いですらそこには残ってないかのようでした。本来は真っ白なフェレットの縫い包みが体の半分だけ黒い埃に包まれて、部屋の隅に転がっていました。

 午後になって、一年から四年までの会員が、集まってきます。スーツ姿の四年生、ゼミと授業との往復が忙しい三年生。たった一人だけど頑張る二年生、これからを担ってくれる一年生。入れ替わり立ち代りそれぞれが、荷物を運んでダンボールを開け、本を出して並べて、荷物をまとめて整理して、時折先輩達の絵や写真を見つけて、上級生同士でちょっと懐かしがったりして邪魔になってしまったり。そんなこんなを繰り返していたら5時位には引越しは完了していました。

 現会長が、手伝ってくれた全員分に買ってきてくれたアイスを食べながら、楽しそうにしている皆を見て、最後の年になってこういった光景が見れる事に少しだけ幸せを感じました。

明日はまじで冒険してくる、教授相手に

http://www.youtube.com/watch?v=s-c5z0HLOPk&search=haruhi%20%20Live


 いつもはパっとした感じのしない友人が、高校生レベルとはいえ立派に楽器を演奏している姿を見て、場を盛り上げてるそいつと友達であるという優越感と、素直な尊敬の念と、ほんのちょっとした羨ましさを感じたあの頃。

 今の所ハルヒを全部見ているのだけど、雨が降った話が妙にお気に入り。そして静の演出が印象的。

 雨とはつまり外に出られないという事は室内にいるしかない。つまり篭っている。篭った世界=箱庭での話とも見える。箱庭は全編通したハルヒのテーマだろうから、その話を印象付ける事で、この物語はハルヒの作り出した箱庭世界の中の物語である、という事を印象付けているのだろうか。


なんちゃって

ぴんくぐれーぷふるーつ

 ゴトン

 突然胸の上に重いものが落ちた感覚。

「あっ!メ・・・!」

「っし!」

ちょ、お姉さん何落としたの、もしかしてメス?メス?怖いって!

おじさんも「っし!」じゃないって!「下手すりゃ心臓手術だねHAHAHA」とかそんなアメリカンみたく言わないで!ここはジャパン!アイアムジャパニーズ!

 そんなこんなでお姉さん先生が実は新人で、僕が手術の練習用患者にされていたのに気付いたのは、手術が始まってからでした。ああ!唇に振動が!お姉さんメス持ってる手が奮えてるよ!


 青いシートでふさがれている視界と、良く効いている麻酔のせいか、全く痛みが無い。口の中も血をできるだけ感じさせないだけの処理がしてあって、聴覚以外の感覚は、ほぼ遮断されていると言っても良い。自分がどういった状態かを自覚させない事が、いかに痛みに対して効果があるのかを実感する。

 ところでおじさん、俺が痛みを感じないのをを良い事に

「この唇の裏側に、こうして腫瘍ができているんだ」

「なるほどー」

 唇を引っ張りまわさないでぇええええ!あああ!伸びてるぅう!伸びてるぅうう!なんか鼻の頭辺りまでびよーんってなってるぅうう。うわー人体ってすげー。



テンション続かないから続く



「メスで切った傷はくっつくのが早いんよ」

 「これもですか?」「それは違う!」

 

 違っちゃだめぇええ!

 

 突然ですが、手術を受けてきました。事の起こりは以前の日記参照。あの後しばらくたって、先生の予想通りまた出来物が膨れ上がってしまい、日を跨いで今度こそ手術をする事に。

 当日診察室に通されるといたのは、いつも口を見て下さる頼りなさげなおじさん先生と、もう一人しっかりしてそうな若い女医さん。今日はどうやらこの女医さんが手術を担当するとの事、ではこちらへどうぞ、と手術台に案内されました。

 簡単な手術との事で、手術を行うのはERでカーター先生が執刀しそうな心電図や呼吸器やロックを流すステレオもあるような、お馴染みの立派な手術室ではなく、診察室に簡単に組まれたミニ手術ベッドでした。普段診察で使うような、ねずみ色した固い皮の診察ベッドに、消毒されたガーゼが全体に敷かれ、その脇にはメスや注射器をはじめとしたいくつかの手術用具が並べられたアルミのトレイを乗せた移動式の台。手術未経験者の僕はこの光景だけで体が強張ります。それを見たのか、「安心してください、痛くはないですよ」

と声をかけてくれる。少しだけ気分が楽になりました。

 

 手術台に横たわると、口の部分だけ穴の開いた、青いシートを顔に被せられた、これで外の様子を窺い知るには、音を頼りにするしか無くなる。「殺菌してあるので、触らないで下さい」との事、両手が所在無いので、とりあえず胸の上に乗せる。金属音が響いて、準備が進んでいく事を耳で感じる。血を飲んでしまわないために、口の中に丸まったガーゼを詰められた。


 「それでは、はじめますね」


とりあえずつづく

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猫まっしぐら


つまんない日記≒日記つまんない

 客観的に見て、最近の自分の傾向が、昔仲の良かったうつ病の知り合いに似てきている気がしまます。三月頃からずっと続いてるのですが、これがまたなかなか面白い体験。

 毎朝「昨日は何もやらなかったな、もう俺だめだな」と考える事から一日が始まります。目覚めると外から小鳥の囀りがさわやかな朝の訪れを伝えるわけでなく、変わりに聞こえる路面電車の踏み切りの警笛音が一拍子空けのリズムに合わせて頭の芯に五寸釘をこんこんこん、と少しずつ少しずつ軽い力で打ち込んできて良い気分。過敏になってるからでしょう、なんでもない音がそんな風に聞こえるなんて、すげぇぜ。

 目が覚めたものの、体が上手く動かない。無気力ぶりに、動く事に対して体が拒否反応を起こしてものすごく気だるい。頑張ってなんとか動くものの、やっぱだるくて食欲も沸かない、朝飯食わずに家を出る。用意してくれてても食えなくて親にすまない気分に。ごめん。

 学校に行く道程も体が気だるく全身が重たい、朝御飯食わなきゃそうなるわな。ふらふらしながら学校に行って授業を受ける。相変わらず何言ってるのだか解らない。適当に授業を受けて昼休み。最近の食欲低下のいい所はここで余りお金を使わないでいいて事。60円のドーナツ二個と野菜ジュースで満足できるなんて、一年前の自分じゃ考えられません。今月一杯でバイトもおしまいだし、就職活動もしなきゃ行けない事だし、節約は大事。

 午後の授業を受けてほい終わり。最近唯一学校へ行く理由となっているのに等しいサークルへと行く。今年は全体な雰囲気がすごく良い。新入生はクセが多い人も多いけど基本的に良い性格だし、お互い仲良く休みの日には一緒に遊んでたりもするらしい。いい事いい事。今年会長になったSも一生懸命やってくれているし、これから二年位は安泰かな。よきかなよきかな。五月病が併発してから、上手く人と話せない時期に再び突入してきた。4月ごろには積極的に後輩と会話が出来たのに、今月に入ってから上手く返しができない、会話ができない、後輩が上手くネタ振りやら話しかけてくれるというのに、どうも続く会話が浮かばない。ごめんな、あんな風に言葉が出るあの頃の俺は死んだんだ。俺はお前達が知っている俺じゃないのさ、と加え煙草で窓際に腰かけ、黄昏色した夕焼け空に浮かぶ一番星を、流し目で見る俺を想像してキモいよそれ。

 自分から居場所を削ってしまう悪いクセは、いけない。いけないと思いながらも、少しずつ少しずつ相手を拒絶してしまう。だからといって相手に拒絶されたくない、そんな行動が示すものは相手を遠ざけながらも相手に近づいてほしいという矛盾を含んだ我侭で。昔「あの人」がなんでそんなに不器用にしか生きれないのか不思議に思っていたけども、最近自分がそこに近づく事でようやく少しだけ、「あの人」が感じていた物が解ってきた気がする 


気がするだけだけど。