つまんない日記≒日記つまんない | ◆今夜も枕投げ◆

つまんない日記≒日記つまんない

 客観的に見て、最近の自分の傾向が、昔仲の良かったうつ病の知り合いに似てきている気がしまます。三月頃からずっと続いてるのですが、これがまたなかなか面白い体験。

 毎朝「昨日は何もやらなかったな、もう俺だめだな」と考える事から一日が始まります。目覚めると外から小鳥の囀りがさわやかな朝の訪れを伝えるわけでなく、変わりに聞こえる路面電車の踏み切りの警笛音が一拍子空けのリズムに合わせて頭の芯に五寸釘をこんこんこん、と少しずつ少しずつ軽い力で打ち込んできて良い気分。過敏になってるからでしょう、なんでもない音がそんな風に聞こえるなんて、すげぇぜ。

 目が覚めたものの、体が上手く動かない。無気力ぶりに、動く事に対して体が拒否反応を起こしてものすごく気だるい。頑張ってなんとか動くものの、やっぱだるくて食欲も沸かない、朝飯食わずに家を出る。用意してくれてても食えなくて親にすまない気分に。ごめん。

 学校に行く道程も体が気だるく全身が重たい、朝御飯食わなきゃそうなるわな。ふらふらしながら学校に行って授業を受ける。相変わらず何言ってるのだか解らない。適当に授業を受けて昼休み。最近の食欲低下のいい所はここで余りお金を使わないでいいて事。60円のドーナツ二個と野菜ジュースで満足できるなんて、一年前の自分じゃ考えられません。今月一杯でバイトもおしまいだし、就職活動もしなきゃ行けない事だし、節約は大事。

 午後の授業を受けてほい終わり。最近唯一学校へ行く理由となっているのに等しいサークルへと行く。今年は全体な雰囲気がすごく良い。新入生はクセが多い人も多いけど基本的に良い性格だし、お互い仲良く休みの日には一緒に遊んでたりもするらしい。いい事いい事。今年会長になったSも一生懸命やってくれているし、これから二年位は安泰かな。よきかなよきかな。五月病が併発してから、上手く人と話せない時期に再び突入してきた。4月ごろには積極的に後輩と会話が出来たのに、今月に入ってから上手く返しができない、会話ができない、後輩が上手くネタ振りやら話しかけてくれるというのに、どうも続く会話が浮かばない。ごめんな、あんな風に言葉が出るあの頃の俺は死んだんだ。俺はお前達が知っている俺じゃないのさ、と加え煙草で窓際に腰かけ、黄昏色した夕焼け空に浮かぶ一番星を、流し目で見る俺を想像してキモいよそれ。

 自分から居場所を削ってしまう悪いクセは、いけない。いけないと思いながらも、少しずつ少しずつ相手を拒絶してしまう。だからといって相手に拒絶されたくない、そんな行動が示すものは相手を遠ざけながらも相手に近づいてほしいという矛盾を含んだ我侭で。昔「あの人」がなんでそんなに不器用にしか生きれないのか不思議に思っていたけども、最近自分がそこに近づく事でようやく少しだけ、「あの人」が感じていた物が解ってきた気がする 


気がするだけだけど。