でるわでるわの本の山 | ◆今夜も枕投げ◆

でるわでるわの本の山

 コミケも終わり一息ついた夏の日の午後。

 先週の収穫物もある程度読みつくし、さて、ではこの本を棚に仕舞おうかと、本棚を見ると。

 なんかもう気持ち悪い位にみっしりと詰まった同人用本棚のお姿が。

 ま、まぁなんとかなるだろうと一冊ばかし収納しようと試み様ようと、2~3ミリの隙間に本をねじ込む、すると

「もう満員です!載らないでくださーい!載らないでくださーい!アー!」

 と本達が朝の通勤ラッシュ時の中央線のような悲鳴をあげた。(ように見えた)

 こ…これがかの有名な「軽くヤバイ」いや最近では「乗ってるぜ」か。うーん、ついぞ三ヶ月前に、本棚整理はしたはずなのだけどなー、と自分が謎の宇宙人に記憶操作されたのではないかと疑ってはみたものの、満員御礼出勤地獄になっているこの目の前の本棚が現実としてあるわけで、これはなんとかせねばならぬとついぞ本棚整理に立ち上がったわけである。

 さてさて、その肝心の本棚を覗くと、いやはや出てくる出てくる過去に手に入れた同人誌の数々が。昔は面白かったはずなのに今読むとさっぱり面白さが解らないのもあれば、今見てもやっぱり面白い物も多数ある。ついつい読みたくなる所ではあるのだけど、それをしてしまうと気が付けば翌朝、なんて恐ろしい事もあるので、そこはグイっと抑えて整理を続行します。

 今回の整理のテーマは「読み返したくなる本」一度読んで、また読みたくなるか?というテーマで本を仕分けする事に。一度読んで、あーもういいかな?と思ったのは売るか捨てるかのレギュラー落ちにする事にしました。

 例外として今はまってるサークルさんと、友達さんの本は無条件でとっておきます、なのでレイルさんの本も勿論厳重に保管です。焼きも煮もしませんよ!

 そんな風に整理すると、出るわ出るわの本の山、レギュラー落ちした本を積んだ山を見ると、軽く本棚の横幅一杯位の量。しかしこれだけ本を下ろしたはずなのにまだ本棚にはぎっしりと本が詰まっているわけで、自分の本棚の空間は、何か別の次元に繋がっていて、常に本が向こうの世界から流れ出してきてるんじゃないかと疑うほどでした。

 本棚の中身をある程度整理し、ついでにサークル別に整理する。なんてちょっとした事にも挑戦してみました。そうなると段々欲も出てきて、ある物が欲しくなってきました。

 図書館や本屋へ行くと、本棚にはいつも本を出版社別や作者別に分ける、仕切りのような物を見る事ができます。あれが欲しくなってきたんです!通販とかで見ると、イマイチそういった物は売っている様子は無く、だからといって自作の方法なども見つかる様子がありません。これは自力で作った方がいいんでしょうか。明日でかけに、本屋で仕組みを見てこようと思います。


 夜になってようやく本棚の整理も終了、不思議な事に相変わらずみっしりと本は詰まっているけども、まぁとにかくよし。

 あれ?ここにある紙袋は…

 

 夏の本、三日目の仕舞い忘れてた。


 まだ片付けは終わらないようです。